Facebookのハッシュタグはブランド向けマーケティングツールなのか

Facebookが、企業向けサイト「Facebook Studio」で、Twitterでのハッシュタグ広告との連係など、Facebookでのハッシュタグの効果的な利用方法を説明した。

» 2013年06月13日 20時09分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Facebookは6月12日(現地時間)、企業やブランド向けサイト「Facebook Studio」で、同日スタートしたハッシュタグのマーケティングツールとしての使い方について説明した。

 ハッシュタグは、投稿内に半角の「#(ハッシュタグ)」を付けたキーワードを入れることで、その投稿を検索結果に表示させるなど、自動的に投稿を同じテーマのグループに入れることができる機能。検索結果の他、投稿内のハッシュタグをクリックすると、そのハッシュタグのグループが表示される。

 ハッシュタグは米Twitterのサービス上で自然発生したものをTwitterが正式採用し、その後Instagram、Pinterest、Google+、Tumblrなどでも使われるようになった。ハッシュタグは企業の広告キャンペーンなどにも使われている。

 Facebook Studioの説明によると、(TwitterやInstagramなどの)Facebook以外のサービスでハッシュタグを使ったキャンペーンを展開している場合、Facebook内の広告に同じハッシュタグを含めることでキャンペーンを強化できるという。また、企業のFacebookページと接続している他のサービスで使っているハッシュタグはFacebook上でクリック・検索できる。ただし、ハッシュタグはニュースフィード上のエンゲージメントには影響しないので、Facebookは従来の広告キャンペーンとハッシュタグの併用を推奨するという。

 Facebookは、ハッシュタグは関連性のある重要な“public conversation(公的な会話)”を浮上させるための第一歩にすぎず、今後さらにマーケティング担当者向けのハッシュタグ活用ツールを追加していくという。Twitterが提供している「プロモトレンド」のようなサービスも計画しているようだ。

 キーワードによるが、例えば「#FathersDay(父の日)」を実際に検索したところ、ほとんどが広告という結果になった。

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