米Facebookは6月12日(現地時間)、Twitterで自然発生したテーマのタグ付け機能「hashtag(ハッシュタグ)」の提供開始を発表した。
「Instagram、Twitter、Tumblr、Pinterestなどの他のサービスと同様に、Facebookでも投稿にハッシュタグを付けることで、その投稿を同じテーマの議論の一部にすることができる」と説明している通り、使い方はTwitterのハッシュタグとほぼ同じだ。
投稿内に半角の「#」を付けたキーワードを入れると、それがクリックできる状態になり、クリックするとそのハッシュタグの付いた投稿一覧が別ウィンドウで表示される。
この別ウィンドウをFacebookは「hashtag feed」と呼んでおり、ユーザーはこのhashtag feedでも関連する投稿を入力できる。
ハッシュタグのついたテーマは検索枠でキーワードに#を付けて検索でき、検索結果でも投稿できる。
Instagramなど、他のサービスのハッシュタグも検索できるとしているが、それをクリックしてもInstagramに移動するわけではなく、Facebook内で共有されている投稿が一覧できるようだ。
Facebookによると、人気テレビ番組の放映中などにFacebookを見ながら番組を視聴する人は、米国だけで8800万人〜1億人という。ハッシュタグがあれば、Facebook上のユーザーがその番組についてどんな投稿をしているかをリアルタイムで見られるようになる。
Twitterはハッシュタグを利用した広告製品「プロモトレンド」を提供している。FacebookにはまだTwitterの「トレンド」に相当する機能はないが、同様のサービス、広告製品が出てくると推測できる。
Facebookは、ハッシュタグ以外にも、サービス上でリアルタイムで起きていることをユーザーが把握するための一連のサービスを打ち出していくとしている。
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