「その日、私の仕事はなくなりました」 主な登場人物紹介その日、私の仕事はなくなりました 〜僕の業務システム改善日記〜

» 2013年10月02日 07時55分 公開
[谷口有近(シロッコ情報技術研究所),ITmedia]

ケンイチ

栗平健一(クリヒラケンイチ)/28歳

大学は総合学科の出身、卒論は「ネットの暴力」。

好きなOSはない。というか、基本Windowsしか使えない。

容姿には問題なく、標準的なポジティブ思考。だが、正義について考え込むクセがあり、ハマると戻ってこれないので、人前では考えないことにしてる。

人並みの趣味。町中の見知らぬ喫茶店に飛び込むのが好き。今は彼女なし。いざ付き合うと心配性で甘え過ぎるのでうまくいかない。最近は営業部のマーケリーダー奥沢さんが好み。


ユリコ

白楽百合子(ハクラクユリコ)/25歳

留学をはさんで人文系の大学に5年間通う。卒論は「日本語の多様性」。

完全Mac派(フラットUI最高!)。

好き嫌いがはっきりしていて個性が強く天才肌。入社当時は営業部に所属、客先でキレて以来、内勤に。小言が多いことを気にした上司が、ほかの仕事を知ってこいと社内流浪中で、人が足りなくなった運用部門に転がり込んできた。

絵を描くのが好きだが、最近はもっぱら見る方が専門。彼氏っぽいのはいるのだが、お互いアートな感じでよく分からない。


チトセ

柴崎ちとせ(シバサキチトセ)/34歳

高専卒業後、編入した大学は1年で自主退学し就職。

ノートPCは仕事都合でWindows。自宅ではFreeBSD。

普段は不必要に発言しない寡黙な雰囲気なのだが、いざ口を開けば、あまりに核心をとらえた発言をして周りが焦る。超絶ギークというよりは、客先に出向く経験が豊富な、強烈に現場感に詳しいエンジニア。

度を過ぎる甘党。スティックシュガーは持ち歩き必須。中学時代に惚れていた男が高専に行ってしまい、後を追っかけたという経緯あり。


奥沢さん

奥沢知加子(オクサワチカコ)/30歳

心理学専攻。卒論は「完全主義と抑うつ傾向」。

最近はビンテージの「iWatch」を密かに持ち歩く。

普段はニコニコしているが、打ち合わせ時にはかなり怖いことで有名。マーケティング畑一筋。最良を目指すので無理難題を言うが、話すとその瞬間は理解してくれる。でもその後にまた無茶を言う。

学生時代にITパスポートを資格対策の一環として取得したが、ITはそれっきり。


マサさん

広尾政紀(ヒロオマサノリ)/40歳

コンサルファーム出身。情シス部部長開発企画課長。

プログラムは書けるが、昔やったJavaをちょびっと。

ケンイチの今の上司にあたる。情シス部門でも、昔からよくしてきたSIerからの提案を担いで新規案件のシステム導入を担当、本来はそちらが生業。ケンイチの元上司が、運用部門の部下を引き連れて辞めてしまってから運用も兼務しているのだが、特に問題が起きないので完全放置。

キャッチアップ力が凄いが、人のせいにするのも得意。


瀬谷さん

瀬谷陽一(セヤヨウイチ)/51歳

外注先SIer企業 営業部 担当部長。

バブル期末期に社会人化。転職2回で今の仕事に。

もうPCは使わない。初代ザウルスはもちろん購入。

iPadで見せてくる営業資料が見づらい。過去に運用部門の経験があり。セールスエンジニアを経由して営業職に。

お酒を飲むと「バブルは良かった」と言い出すが、そのわりにバブル期は、ほんのちょっとしか体験してない。「何とかしますよ〜」が口癖。カメラ好きが講じてかなりの腕前で、雑誌に何度か掲載されたことがある。

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