Adobe、FlashとShockwaveのアップデート公開 攻撃発生の脆弱性に対処

ユーザーをだまして悪質なFlashコンテンツ(.swf)を仕込んだMicrosoft Wordファイルを開かせようとする手口の攻撃が報告されているという。

» 2013年12月11日 07時43分 公開
[鈴木聖子,ITmedia]

 米Adobe Systemsは12月10日、Flash PlayerとShockwave Playerの深刻な脆弱性を修正するセキュリティアップデートを公開した。いずれも差し迫った危険があるとして、直ちに対処するよう促している。

 Flash PlayerのアップデートはWindows、Mac、Linux向けに公開され、2件の脆弱性が修正された。このうちの1件では、ユーザーをだまして悪質なFlashコンテンツ(.swf)を仕込んだMicrosoft Wordファイルを開かせようとする手口の攻撃が報告されているという。

 脆弱性を修正したFlash Playerの最新版は、バージョン11.9.900.170(Windows/Mac向け)および11.2.202.332(Linux向け)となる。特にWindowsとMac版については最優先で更新するよう勧告している。

 GoogleのWebブラウザChromeと、Windows 8.0上のInternet Explorer(IE)10およびWindows 8.1上のIE 11については、自動的にFlash Playerが11.9.900.170に更新される。また、Adobe AIRはバージョン3.9.0.1380に更新された。

 一方、Shockwave Playerは12.0.6.147までのバージョンに存在する2件の脆弱性を修正した。AdobeはWindowsとMac向けに最新版のバージョン12.0.7.148を公開し、こちらも最優先扱いで更新を勧告している。

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