2013年の国内モバイルデバイス市場は前年比7.1%増の5587万台――IDC予測

IDC Japanによると、2017年には6334万台にまで拡大する見込みだという。

» 2013年12月19日 16時05分 公開
[ITmedia]

 IDC Japanは12月19日、国内モバイルデバイス市場(スマートフォン市場、タブレット市場、PC市場を含む)の2013〜2017年の予測と、2013年第3四半期(7〜9月)の出荷台数を発表した。

 これによると、2013年の出荷台数は、前年比7.1%増の5587万台と予測される。また、2017年における同市場は6334万台にまで拡大し、スマートフォン市場は3748万台、タブレット市場においても1012万台まで拡大するとみられる。

 2013年第3四半期における出荷台数実績は、前年同期比4.8%減の1297万台だった。同四半期ではタブレット市場が同63.9%増となったが、スマートフォン市場は同13.7%減で、トータルではマイナス成長となっている。スマートフォン市場は「iPhone 5」の販売が好調に推移したものの、NTTドコモ向けAndroid端末の出荷台数が大きく伸び悩み、結果的には2桁のマイナス成長になった。

 タブレットの出荷台数は176万台となり、順調に市場拡大を続けている。同市場が急成長している要因は、低価格機需要が堅調であること、通信事業者の販売奨励金の上乗せ施策によるLTE搭載機の販売増、法人タブレット需要が堅調な推移――が挙げられる。ただし、同市場での出荷台数と販売台数が大きく開き、在庫問題が懸念材料だとしている。

国内モバイルデバイス出荷台数予測、2012年〜2017年 出典:IDC Japan

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