米Mozilla Foundationは2月4日(現地時間)、Webブラウザ安定版のアップデートとなる「Firefox 27」をWindows、Mac、Linux、Android向けに公開した。
このアップデートで、通信の暗号化プロトコル「Transport Layer Security(TLS) 1.2」をサポートする。米GoogleのChromeはバージョン30から、米MicrosoftのInternet Explorerはバージョン11から、米AppleのSafariはバージョン7からTLS 1.2をサポートしている。
デスクトップ版ではこの他、ソーシャルAPIの改良により、バージョン17から利用できるようになった「サイドバー」で、複数のソーシャルサービスからの通知やチャットを表示できるようになった。ソーシャルバーはFacebookメッセンジャーやミクシィなどに対応しており、今回新たに米AVOS Systemsのソーシャルブックマークサービス「Delicious」にも対応した。
Android版では、デフォルトのフォントがCLear Sansに変更になり、ページの末端でスクロールが止まるようになるなどの改善が加えられた。
脆弱性は計13項目が修正された。重要度の内訳は、「最高」が4件、「高」が4件、「中」が4件、「低」が1件だった。
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