非公式Twitterクライアントの「MetroTwit」も提供終了──ユーザー数上限で

Windows 8版Twitterクライアントとして人気の「MetroTwit」が、Twitterが定めたユーザートークン10万件までという上限に達してしまい、提供を終了した。既存ユーザーは利用を続けられるが、アップデートやサポートは受けられなくなる。

» 2014年03月06日 12時49分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 デスクトップ版およびWindows 8版のTwitterクライアント「MetroTwit」を手掛けるオーストラリアPixel Tuckerは3月5日(現地時間)、同アプリのユーザートークンが米Twitterの定める上限に達したため、提供を終了したと発表した。

 ダウンロードページには既にダウンロードリンクがなく、発表文へのリンクが表示される。

 metro

 既存ユーザーはこのままアプリを利用できるが、今後アップデートやサポートは行われない。

 MetroTwitは4年前のリリースから累計で40万人以上のユーザーを獲得した。マルチアカウント機能やカラムの位置をドラッグ&ドロップで変更できることなどで人気があった。

 metro 2 Windows 8版MetroTwit

 Twitterは2012年9月に策定したガイドラインでAPI利用の厳格化を打ち出し、他社製クライアントアプリのユーザー数(認証トークン)の上限を10万人に制限した。Windows 8版Twitterクライアントとして人気のあった「Tweetro」も2012年11月に10万トークンに達し、無料版の提供を終了した(有料版のTweetro Proを提供中)。

 Twitterは昨年3月にWindows 8版のTwitterの公式アプリを公開した。8月のアップデートでマルチアカウントに対応したが、タイムラインの表示が1列のみであるなど、サードパーティー製アプリと比較してまだ不満が残る。

 twitter

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