Windows 8版Twitterクライアントとして人気の「MetroTwit」が、Twitterが定めたユーザートークン10万件までという上限に達してしまい、提供を終了した。既存ユーザーは利用を続けられるが、アップデートやサポートは受けられなくなる。
デスクトップ版およびWindows 8版のTwitterクライアント「MetroTwit」を手掛けるオーストラリアPixel Tuckerは3月5日(現地時間)、同アプリのユーザートークンが米Twitterの定める上限に達したため、提供を終了したと発表した。
ダウンロードページには既にダウンロードリンクがなく、発表文へのリンクが表示される。
既存ユーザーはこのままアプリを利用できるが、今後アップデートやサポートは行われない。
MetroTwitは4年前のリリースから累計で40万人以上のユーザーを獲得した。マルチアカウント機能やカラムの位置をドラッグ&ドロップで変更できることなどで人気があった。
Twitterは2012年9月に策定したガイドラインでAPI利用の厳格化を打ち出し、他社製クライアントアプリのユーザー数(認証トークン)の上限を10万人に制限した。Windows 8版Twitterクライアントとして人気のあった「Tweetro」も2012年11月に10万トークンに達し、無料版の提供を終了した(有料版のTweetro Proを提供中)。
Twitterは昨年3月にWindows 8版のTwitterの公式アプリを公開した。8月のアップデートでマルチアカウントに対応したが、タイムラインの表示が1列のみであるなど、サードパーティー製アプリと比較してまだ不満が残る。
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