Google、“Glassの都市伝説トップ10”で批判に反論

Google Glassに対するプライバシー関連の懸念や誤解を晴らすべく、Googleがよくある“都市伝説”に反論した。

» 2014年03月24日 14時26分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Googleは3月21日(現地時間)、「Google Glassの都市伝説トップ10」をGoogle+に投稿し、Google Glassに対するよくある批判に反論した。

 10の伝説は以下の通り。それぞれの項目に反論が添えられている。

  1. Glassは現実社会を遮断する
  2. Glassはすべてを記録する
  3. Glass Explorer(早期ユーザー)は技術に詳しいギークばかり
  4. Glassはすぐにでも発売できる
  5. Glassは顔認識(やその他の危険なこと)ができる
  6. Glassは目を覆う
  7. Glassは完璧なスパイツール
  8. Glassは裕福な特権階級のためだけのもの
  9. Glassはいたるところで禁止されている
  10. Glassはプライバシーの終わりを意味する

 1については、情報を見るためにうつむかなければならないPCやスマートフォンよりも、必要なときだけ目の前に情報を表示するGlassの方が周囲とのかかわりが保てると主張する。

 glass 1 投稿に添えられた画像。うつむいてスマートフォンを見ながら歩く人々

 4については、過去11カ月、プロトタイプのユーザーからのフィードバックに基いて既に9回のソフトウェア・アップデート、3回のハードウェアアップデートを実施しているが、商品化前にまだ当面フィードバックが必要としている。「将来的に、今のプロトタイプが80年代の携帯電話のようにおかしなものに見える(くらい洗練されたものになる)だろう」という。

 glass 2 過去2年間のGlassプロトタイプの推移

 7には、スパイツールをつくろうと思えば、いくらでもGlassより効率的なものができるし、撮影のたびに光るGlassよりも普通のカメラの方が盗撮に向いていると反論する。

 Googleは2月、Glass Explorerに向けて、すべきこととしてはいけないことのリストを公開している。

 Google Glassがいつ発売になるかはまだ不明だ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ