MicrosoftとDellが、DellのAndroidおよびChrome OS搭載端末と、MicrosoftのXboxのそれぞれの特許に関するクロスライセンス契約を締結した。
米Microsoftは3月26日(現地時間)、米Dellとクロスライセンス契約を結んだと発表した。この契約の下、「Android」および「Chrome OS」、Microsoftの「Xbox」に関連する保有特許を相互にライセンスする。金額などの契約の詳細は公表されていない。
Dellが製造・販売するAndroidおよびChrome OS搭載端末についてDellがMicrosoftに特許使用料を支払う。Xboxに関しては詳細は不明だが、Dellが特許を保有する技術をXboxで採用しているということのようだ。
Microsoftはこれまで、Samsung、HTC、Acer、オンキヨー、Barnes & Noble、LG Electronics、ニコンなどとGoogle関連製品のライセンス契約を結んでいる。米Goldman Sachsによると、Microsoftはこうしたライセンスにより、Android端末1台当たり3〜6ドルを獲得しているという。
MicrosoftのNokiaのハードウェア部門買収が完了すれば、同社のモバイル関連特許ポートフォリオはさらに拡充することになる。この買収は3月中に完了するはずだったが、4月に延期された。Bloombergによると、Google、Samsung Electronics、HuaweiとZTEが中国政府に対し、Microsoftがこの買収で特許ライセンス料を引き上げる恐れがあるとして買収承認に条件を付けるよう求めているという。
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