Amazon.comの「Make an Offer」コーナーにある商品は、出店者と1対1で価格交渉できる。美術品やコイン、著名人のサイン入りアイテムなど、現在15万点以上が登録されている。
米Amazon.comは12月9日(現地時間)、米国のサービスで出店者と1対1で価格交渉できる「Make an Offer」コーナーを開設したと発表した。このコーナーの商品については、顧客が希望価格を入力できる。
立ち上げ段階で15万点以上の商品が登録されており、今後拡大していく見込み。今のところ、カテゴリーとしては、スポーツやエンターテインメント関連のコレクション(人気選手のサイン入りボールなど)、コイン、美術品がある。
各商品には出店者による希望販売価格が表示されており、その価格のまま購入することもできるが、「Make an Offer」ボタンをクリックして希望購入価格を入力して「Send offer to the selle」ボタンをクリックすることで、価格交渉をスタートできる。
指定した希望購入価格はAmazon経由で出店者に提示され、出店者はこれを受けるか、断るか、カウンターオファーを出すかを選択する。出店者からの回答は72時間以内にAmazonに登録してあるメールに届く。こうしたメールによる交渉の結果取引が成立したら、商品をカートに入れるためのリンクがついたメールが届き、これをクリックすることで購入できる。
この交渉はヤフーオークションなどと異なり、1対1のプライベートなものだ。
Amazonによると、購入希望者との交渉機能は出店者からの要望が多かったという。同社はこの新機能は出店者に顧客ベースを拡大する機会を与えるとしている。
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