報道によると、新作映画や社外秘情報を盗まれたソニー・ピクチャーズが、ダウンロードを阻止するためにAWSを使って反撃に出たという。
ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント(SPE)がサイバー攻撃を受けて新作映画や社外秘情報が流出した事件で、IT情報サイトのRe/codeは12月10日、SPEが盗まれた情報のダウンロードを阻止するためにサイバー攻撃を仕掛ける反撃に出たと伝えた。
SPEは11月下旬に攻撃を受け、新作映画、幹部のメール、映画やテレビの契約に関する情報といった社外秘情報が大量に流出。PastebinなどのWebサイトに盗まれた情報が掲載されたと伝えられていた。
この件に詳しい関係者2人の話としてRe/codeが伝えたところでは、SPEはこれに対抗して、東京とシンガポールにデータセンターを持つAmazon Web Services(AWS)のサービスを使ってサイバー攻撃を仕掛けたという。
具体的には偽のTorrentファイルを大量に流通させ、流出したファイルを入手しようとしたユーザーに偽ファイルをダウンロードさせる手段が使われたとされる。
AWSは11日、Re/codeに対し「AWSでは現時点で、報道されたような活動は発生していない」とコメントした。11日より前の状況についてはコメントを避けているという。
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