Appleの11時間にわたった大規模障害、原因は内部DNSエラー

App Store、iTunes Storeなどのサービスが世界規模で約11時間にわたって使えなくなっていた障害がようやく解消された。Appleは、原因は内部のDNSエラーとし、ユーザーに謝罪した。

» 2015年03月12日 06時49分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米AppleのApp Storeをはじめとする複数のオンラインストアが日本時間の3月11日午後6時ごろから広い地域で利用できなくなっていた問題が、12日の午前5時すぎにようやく解決した。

 Appleのステータスページは「App Store、iTunes Store、iBooks Store、またはMac App Storeでアイテムを購入できなかった可能性がありました」となっている。

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 ステータスページによると、11日の午後6時ごろから障害が発生したのは一連のストアサービスだけでなく、すべてのユーザーに影響するiCloudアカウントとサインインの問題も発生していた。こちらは約4時間後に解決している。

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 また、開発者向けのサービス「TestFlight」と「iTunes Connect」でも問題が発生し、本稿執筆現在、こちらはまだ解決していない。

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 Appleは米国時間の11日午後2時(日本時間の12日午前6時)、米CNBCに対しユーザーに謝罪する声明を送った。これによると、原因は内部のDNSサーバエラーで、現在すべてのサービスを可能な限り早期に復旧させるために努力しているという。

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 米The Next Webによると、Appleがステータスを更新しはじめたのは障害が発生してから約8時間後の12日午前2時ごろ。それ以前にはAppleのストアでゲームを販売しているメーカー各社などが個別に公式Twitterなどで障害について告知していた。以下はミクシィが11日午後7時50分に投稿した公式ツイートだ。

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