スマートコンタクトレンズなどで医療分野に取り組むGoogleが、米医薬品大手のJohnson & Johnsonと共同で低侵襲手術を支援するロボットを開発する。
米医薬品・日用品大手のJohnson & Johnsonは3月26日(現地時間)、手術ロボットの開発で米Googleと提携すると発表した。具体的な製品発売の計画などの詳細については公表されていない。
Johnson & Johnson傘下の手術関連製品メーカーのEthiconと、GoogleのLife Sciencesチームで協力し、低侵襲(患者への負担を極力減らす)手術を支援するロボットを開発する。
Life Sciencesチームは、Google Xの生体研究プロジェクト「Baseline Study」に取り組む、アンドリュー・コンラッド博士が率いるチームだ。
コンラッド氏は米Wall Street Journalへの声明文で、「われわれは、外科医と患者双方の体験改善を目指している」と語った。
Wall Street Journalによると、Googleの人工視覚/画像解析技術により、施術者はディスプレイ上で肉眼では見えない血管や神経を確認しながら同時にMRIなどの必要なデータを参照できるようになるという。
Googleは、スイスNovaltisが製造するスマートコンタクトレンズなど、医療分野への取り組みを強化している。
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