ヴイエムウェアは、同社のネットワーク仮想化製品「VMware NSX」を、「SDN 製品」とは呼ばなくなっている。マーティン・カサド氏を含む同社のキーマンに、その理由を確認すると、一般的なSDN 製品とは異なる進化を目指していることが明らかになってきた。
ヴイエムウェアは2015年1月、同社のネットワーク仮想化ソフトウェア「VMware NSX」が、年間2億ドルのペースで売れていることを明らかにした。SDN(Software Defined Networking)製品のなかでは、現在のところ群を抜いた成績を示している。
一方で同社は、最近VMware NSXを「SDN」と表現しなくなっている。それは、SDNという言葉の意味が制限的に過ぎるからということのようだ。「私たちはネットワークの世界を変えようとしている」と、マーティン・カサド氏はいう。
では、ヴイエムウェアはネットワークの世界をどう変えようとしているのか。2014年8月に、シニアバイスプレジデント兼ネットワーキング&セキュリティ事業部門(NSBU)のゼネラルマネージャーに就任したカサド氏、元Big Switch Networks CEO で、同社NSBU のチーフテクノロジーストラテジーオフィサーに就任したグイド・アッペンツェラー氏、そしてシスコシステムズから移籍し、同社ののワールドワイド・システムエンジニアリング担当バイスプレジデントに就任した、ドミニク・デルフィーノ氏へのインタビューの内容を、要約してお届けする。
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