Microsoftの新ブラウザ「Spartan」(仮)を使ってみたEnterprise IT Kaleidoscope(2/4 ページ)

» 2015年04月06日 08時00分 公開
[山本雅史ITmedia]

Spartanを使ってみた

 SpartanのブラウザIDといえるユーザーエージェントは、「Mozilla/5.0(Windows NT 10.0、Win64;x64)AppleWebkit/537.36(KHTML、like Gecko)Chrome/39.0.2171.71 Safari/537.36 Edge 12.0」となっている。ここにIEの文字はない。つまりSpartanは、Webkitなどの使うFirefoxや、Blink(Webkitから派生)などを使うChromeと同じ表示ができるようになっている。

SpartanはHTMLエンジンにWebKitを返すようになっている。これはEdgeHTMLがWebKitに準拠したものになっているため

 Webページの表示などはインターネット標準に従ったが、使い勝手の部分では独自機能の「Web Note」が追加されている。Web Noteは、Spartanで表示したWebページにマウスやペン(指のタッチ操作も可能)で、手書きメモを入れることができる。

 例えば、気になるWeb記事があれば、ペンアイコンを使って手書きでマーキングをしたり、メーキングペンアイコンを使って、Webページの文字部分にマーキングしたりできる。

Spartanでは、Web Noteという機能で表示しているWebページにマーキングしたり、手書きのメモを入れたりできる
色の変更も自由
半透明なマーキングペンもあり、下の文字が見える状態でメモできる
メモにテキストも入力できる
Webページのスクリーンショットを撮ることができるが、現状ではうまく動作していないようだ

 このように手書きメモを入れたページは、「お気に入り」「リーディングリスト」に保存することができる。ただ、ビルド「10094」では手書きのメモを含めて保存されているわけではない(手書きで書いた部分が抜け落ちている)。このあたりは将来的なバージョンで変わっていくだろう。また、手書きコメントを「お気に入り」に追加すると、Webページ自体をイメージでローカルのディスクに保存する。画面表示自体はオリジナルのWebページと同じように見えるがリンク情報などは抜け落ち(クリックできない)てしまっている。

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