Microsoftの新ブラウザ「Spartan」(仮)を使ってみたEnterprise IT Kaleidoscope(3/4 ページ)

» 2015年04月06日 08時00分 公開
[山本雅史ITmedia]

Spartanを使ってみた・その2

 Web Noteは、他のアプリにデータを送る共有機能もサポートされている。現在のSpartanではOne Noteとリーディングリストで共有できる。将来的にEvernoteやメールなどでもメモ書きしたWebページの情報を簡単に共有できるようになるだろう。

Web Noteでメモをしたページは、お気に入りやリーディングリストに保存できる。お気に入りではローカルディスクにWebページのイメージを保存。現状では手書きメモの情報が保存されていない

 現在のビルドでは、リーディングリストにデータは送られるが、リーディングリストからページを見ることはできない。このあたりも今後ビルドが進めば修正されるだろう。One Noteに関しては、リンク情報だけを送るオプションとWebページのスクリーンショット自体を送るオプションが用意されている。

共有はOne Noteやリーディングリストなどに送ることができる。製品時メールやEvernoteなど、いろいろなアプリで共有できるようになる
One NoteではリンクURLではなく、Webページのイメージを保存する
リーディングリストに保存しておけば、後で簡単に読むことができる。現状ではうまく動作しない

 Spartanには、Webページを画像とテキストだけのシンプルな表示にするリーディングモードが用意されている。現状ではWebページによってきちん表示できない場合もある。これも、今後のビルドで修正されていくだろう。

リーディングモードを使えば、Webページをテキストと画像だけのシンプルなページにして表示してくれるので読みやすい

 もう一つのSpartanの特徴は、パーソナルアシスタント「Cortana」との融合だ。URLやキーワードをキーボード入力せず、マイクに向かって音声で調べたいことを尋ねれば自動的にCortanaが検索結果を表示してくれる。

 ただし、まだCortana自体が日本語化されていないので、Spartanでは実際に動作テストができなかった。Cortanaに関しては日本国内ではWindows 10がリリースされる夏以降にβテストが始まると予測されるため、当面はSpartanでCortanaの機能を試すことはできないだろう。

Spartanの設定。IEに比べるとシンプルで、製品版でもこのくらいの方が分かりやすい

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