手のひらに乗るサイズで、空中に放り上げるとユーザーを追いかけて空撮してくれる小型ドローン「Lily Camera」の予約受付がスタートした。予約価格は499ドル(約6万円)だ。
米新興企業のLilyは5月12日(現地時間)、空中に投げ上げて周囲を撮影させるドローンカメラ「Lily Camera」の予約受付を開始した。予約での価格は499ドル(約6万円)。発売後は999ドルになる見込み。日本からも予約可能だ。
GPSを搭載する小型のトラッキング端末を持ち、Lily Cameraのカメラを起動させて空中に放り上げると、ユーザーを追いかけながら動画を撮影する。LilyはGPSだけでなく“コンピュータビジョン”でユーザーを認識して追跡する。
サイズは手のひらに乗るくらい(26.1×26.1×8.18センチ)で重さは1.3キロ。2時間でフル充電でき、バッテリー持続時間は20分。飛行する高度は1.75〜15メートルで、スピードは最高で時速40キロ。1.75メートル以下には下がらないので、子どもにぶつかることはないとしている。
カメラは2台搭載し、1080p 60 fps/720p 120 fpsの動画、1200万画素の静止画の撮影が可能。ストレージとしてはmicroSDカードを使い、4Gバイトのカードが付属する。IP67の防水。
追いかけるだけでなく、ユーザーの位置を中心に上空を旋回しながらの撮影や、動画撮影中の静止画の撮影機能などもある。
FAQによると、Lilyはトラッキング端末から30メートル以上は離れられないし、モーターの音が大きいのでスパイ行為には向かないという。
空撮ドローンとしては仏Parrotの「Bebop Drone」が販売されている他、ウェアラブルカメラの大手である米GoProも、年内にカメラ搭載ドローンを発売するとみられている。
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