FacebookのザッカーバーグCEO「自分の娘の成長記録はVRあるいはARに」

Facebookのマーク・ザッカーバーグCEOが、もうすぐ生まれてくる娘の成長記録は写真や動画だけでなく、もっと臨場感のある形で記録したいとし、仮想現実あるいは拡張現実が未来のプラットフォームになると語った。

[佐藤由紀子，ITmedia]

　米Facebookのマーク・ザッカーバーグCEOは10月7日（現地時間）、英メディアVanity Fair開催のイベント「V.F. Summit」に登壇し、同社の仮想現実（VR）戦略について語った。

左から、Oculus VRのチーフサイエンティスト、マイケル・アブラシュ氏、マーク・ザッカーバーグCEO、（司会役の）ジャーナリストのスティーブン・レヴィ氏（マーク・ザッカーバーグ氏のFacebook投稿より）

　この中で同氏は、「もうすぐ娘が生まれるんだ。私は彼女が初めて歩くところを写真や動画で撮影するだけではなく、その瞬間を家族や友人と臨場感を持って体験できるようになるのが楽しみだ。向こう15年以内に主要なプラットフォームになるはずのVRと拡張現実（AR）がエキサイティングな理由はそこにある。（Facebook傘下の）Oculus VRのチームはそれを実現できる最高のチームだ」と語った。

ザッカーバーグ一家（マーク・ザッカーバーグ氏のFacebook投稿より）

　Oculusが来年発売する予定の「Oculus Rift」はVR対応ヘッドマウントディスプレイだが、同社は将来的にはAR HMDも手掛けることをザッカーバーグCEOが認めた形だ。

　AR HMDについては、Oculus VRのブレンダン・イリーブCEOも米ゲームメディアDevelopの取材で開発中であることを認めている。