Tesla、「Model S」のアプリ更新で自動運転機能「Autosteer」を追加

電気自動車のTesla Motorsが「Model S」のアプリをバージョン7にアップデートし、自動運転、自動車線変更、自動駐車機能を追加した。ほぼ完全自動で走行できるが、ドライバーはハンドルに手を添えておく必要がある。

» 2015年10月15日 09時43分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 電気自動車(EV)を開発・販売する米Tesla Motorsは10月14日(現地時間)、「Model S」のソフトウェアをバージョン7.0にアップデートし、自動運転機能「Autosteer(β)」を追加したと発表した。

 車載カメラ、レーダー、超音波センサーなどで収集するデータに基いて環境をリアルタイムで解析しつつ自動運転する。

 Autosteer(自動ハンドル、という意味)を走行中に有効にすると、走行中の車線を適切なスピードを保って走行し、必要に応じて停車・発進・車線変更も自動で行う。ダッシュボードには自動運転中のデータが表示される。

 tesla 1 Model SのAutosteer中のダッシュボード

 運転は完全に自動になるが、ドライバーはハンドルに手を添えている必要があるとTeslaは説明する。

 車体に何か(例えば別の車)が近づき過ぎるとダッシュボードでアラートを表示する「Side Collision Warning」機能や、自動駐車機能「Autopark」も追加された。

 走行速度を下げるとダッシュボードに「P」マークが表示され、Autopark機能を有効にすると自動駐車モードに切り替わる。

 tesla 2 接触アラート(左)と自動駐車モード(右)

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