Adobe SystemsとDropboxの提携により、iPhoneおよびiPad向けの「Acrobat Reader」でDropbox上のPDFファイルを開いて注釈やコメントの追加ができるようになった。Androidアプリでも来年可能になる見込みだ。
米Adobe Systemsと米Dropboxは11月24日(現地時間)、iOS版「Acrobat Reader」と「Dropbox」のアップデートにより、Dropbox上のPDFファイルをiPhoneおよびiPadで開き、注釈やコメント、ハイライトなどを追加できるようにしたと発表した。
2つのアプリを最新版にアップデートすると、Acrobat Readerのファイル選択先一覧に「Dropbox」が追加され、これをタップするとDropboxアカウントとの連係を設定する画面になり、連係が完了するとDropboxのフォルダをAcrobat Readerから開いてPDFを選択できるようになる。
一方、DropboxアプリでPDFファイルを開き、画面下のツールバーの編集アイコンをタップすると、Acrobat Readerで開く選択肢が表示され、これをタップするとDropbox内からAcrobat Readerが起動して編集が可能になる。
AdobeとDropboxは10月に提携を発表し、その時点でAcrobat DCおよびデスクトップ版Acrobat ReaderでのDropbox上のPDF編集を可能にした。AndroidアプリおよびWebサイトでも2016年に可能になる見込みだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.