Lenovo、ゲームPCでRazerと提携 新端末をCES 2016で披露へ

世界PCシェア首位のLenovoがゲーミングライフスタイル企業のRazerとの戦略的提携を発表した。RazerブランドのゲームPCを販売する他、ゲーム技術の共同開発も行う計画。

» 2015年11月28日 07時41分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 中国Lenovoと米ゲーム周辺機器メーカーRazerは11月27日(現地時間)、共同ブランドゲーム端末の開発・販売で提携したと発表した。まずはRazerブランドのYシリーズデスクトップPCを来年1月6日からラスベガスで開催の「2016 International CES」で披露する。

 lenovo 1

 YシリーズのゲームPCは赤く発光する「Y」が特徴だが、RazerブランドではこれがRazerのイメージカラーである緑になる。このPCはRazerの「Razer Chroma」もサポートする。

 lenovo 2 RazerブランドのYシリーズデスクトップPC

 両社はこの戦略的提携で、ゲーム体験の拡張を含む新技術の開発で協力する他、PCと周辺機器の組み合わせ販売も計画しているという。

 Lenovoは世界PC出荷で首位(米Gartnerの2015年第3四半期調査)だが、PCの出荷はユーザーのスマートフォンなどへのシフトで年々減少している。PCゲーマーに支持されるRazerとの提携により、ゲームPC販売を促進する狙い。

 2005年創業のRazerはゲーム専用のマウスやキーボード、ノートPCなどを提供する“ゲーミングライフスタイル”ブランド。近年はフィットネスバンドやVR HMDなどにも取り組んでいる。

 lenovo 3 RazerのVR HMD

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ