バージョン21.0.0.182以降に更新することで、一時的に攻撃を回避できるとしている。
米Adobe Systemsは4月5日、Flash Playerに関するセキュリティアドバイザリーを公表して、新たな脆弱性と脆弱性を突く限定的な攻撃の発生を確認したと発表した。
アドバイザリーによると、脆弱性はWindowsとMac、Linux、Chrome OS向けのバージョン21.0.0.197およびそれ以前に存在する。悪用された場合、システムがクラッシュしたり、コンピュータを不正に操作されたりする恐れがある。
攻撃は、バージョン20.0.0.306およびそれ以前を実行するWindows 7とXPで確認されたという。なお、同社が3月に公開したバージョン21.0.0.182以降では攻撃は成立しないとし、一時的な回避策としてバージョン21.0.0.182以降へ直ちにアップデートするようアドバイスしている。
同社はこの脆弱性を修正するセキュリティパッチを米国時間7日までに提供する予定。
(日本時間4月7日追記)
Adobeによれば、確認された攻撃ではWindows 10までの全バージョンに影響することが判明したとのことです。
Adobe、Flash Playerの緊急パッチ公開 攻撃も発生
Microsoft、13件の月例セキュリティ情報を公開 IEとEdgeに「緊急」あり
Adobe、AcrobatやReaderの脆弱性を修正 Flash Playerも近日更新へCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.