MicrosoftがIFTTTのようにWebサービスを連係させるツール「Microsoft Flow」を企業向けにプレビュー公開した。例えば、特定の相手からメールを受信したらSMSでプッシュ通知する、キーワードを含む公開ツイートをCSVファイルに保存するといったワークフローをツール化して使える。
米Microsoftは4月29日(現地時間)、「IFTTT」のようなWebサービス連係Webサービス「Microsoft Flow」のプレビュー版を公開したと発表した。まだ日本語のページはないが、企業ユーザーはこちらからサインアップできる。
Microsoft Flowは、アプリやサービスをまたぐワークフローを自動化し、「Flow」としてツール化して利用できるサービス。あるアプリに動きがあったら別のアプリでプッシュ通知を送ったり、アプリ間でファイルを同期させたり、あるアプリのデータをデータベースに保存するといった作業を自動化できる。
既に多数のテンプレートが公開されている。例えば、以下のようなものだ。
Microsoftのサービスだけでなく、DropboxやGoogleドライブ、GitHub、Salesforceなどサードパーティーのサービスも連係できる。
Flowはプログラミングの知識がなくても、ツールを使って簡単に作れる。公開されているテンプレートを応用することもできる。
Microsoftは同日、2015年11月に招待制でプレビュー公開したアプリ開発ツール「PowerApps」をパブリックプレビューに切り替えた。
PowerAppsは、企業がオンプレミスなアプリを開発するためのWebサービス。Microsoft Flowと統合され、クラウドサービスを利用するアプリをプログラミングの知識なしに開発し、社内で公開できるというものだ。
PowerAppsの詳細はこちら。
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