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» 2016年06月21日 08時00分 公開

データで戦う企業のためのIT処方箋:第10回 システムが「壊れる」or「壊れない」、アジア諸国と日本の考え方の大きな違いとは? (3/3)

[森本雅之,ITmedia]
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これからの日本企業が参考にするべき対策や変化とは

 これからの日本企業が、欧米のように標準化、効率化や自動化を進めつつ、かつアジア諸国のようにコストを抑えたITシステムを実現するにはどうすればよいのでしょうか。

 この検討を進めるにあたっては、日本の特性である「ベンダーやSIerがITシステムの設計と運用に深くかかわる」という背景を無視できません。そのため、まずは自社を取り巻く環境を整理し、ITシステムに関して「社内を生かす」か、「社外を生かす」のか、という大方針を決める必要があります。

 これは「ステークホルダーマネジメント」と呼ばれる方式になりますが、大手企業などでは課長研修といった幹部向けトレーニングで学ぶケースもあります。難しい言い方は別にして、考えるべき点は次の図に挙げる3点です。

企業のIT環境をとりまく環境のステークホルダーマネジメント

 この図に挙げた点を整理して大方針を確定したら、次は具体的な運用方針の策定に入ります。


 次回以降では、大方針に基づいてデータ管理はだれが行うべきなのか、また、「クラウドファースト」という言葉が一般的になるほど普及しているクラウドとどう付き合うか、といった点を掘り下げていきたいと思います。

執筆者紹介・森本雅之

ファルコンストア・ジャパン株式会社 代表取締役社長。2005年入社。シニアストレージアーキテクトおよびテクニカル・ディレクターを経て2014年5月より現職。15年以上に渡って災害対策(DR)や事業継続計画(BCP)をテーマに、データ保護の観点からストレージを中心としたシステム設計や導入、サービス企画に携わる。現在はSoftware-Defined Storage技術によるシステム環境の近代化をテーマに活動中。


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