システム開発地図には、以下の特徴があります。
「業務フロー図とユースケース図」のような成果物単位の関連だけではなく、「業務フローの中の特定のアクティビティーと、ユースケース図の特定のユースケース」といった成果物内の要素の関連を示しています。
これにより、「ある成果物の要素が、別の成果物のどの要素にどのように変換されていくか」が分かります。
作業と成果物のつながりが示されているので、作業のつながりだけでなく、作業間でどのような情報がやりとりされるのか、後続の作業にどのような成果物が必要なのかが分かります。
繰り返しになりますが、特定の業務のシステム化の様子が追えますので、具体的で理解しやすくなっています。
システム開発全体を見渡せるようになっています。詳細にフォーカスすることもできます。本物の地図と同じ使い方ができるわけです。
UIの設計・実装は、ユーザーからの注文が一番出やすく、プロジェクトの後半で大きな負荷となって開発者にのしかかってきます。
システム開発地図では、成果物の関連にUIの要件定義も織り込んでおり、設計・実装工程の後戻りを防ぎ、システムのユーザビリティを確保するための重要な活動として位置付けています。
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