Windows Phoneの顔として知られるMicrosoftのジョー・ベルフィオーレ氏が自身のTwitterで「Windows 10 Mobile」について、「バグ修正やセキュリティアップデートなどのサポートは続けるが、新機能や新端末の開発には注力しない」とツイートした。
米MicrosoftのWindows 10担当副社長、ジョー・ベルフィオーレ氏は10月8日、自身の公式Twitterアカウントで「Windows 10 Mobile」の終了を予告した。「もちろん、バグ修正やセキュリティアップデートなどのサポートは続けるが、新機能や新端末の開発には注力しない」とツイートした。
これは、5日にリリースしたiOS/Android版「Edge」(β)についてのフォロワーとの会話の流れで出た発言。「Android版Edgeはいつ出る? これが出ないとWindows 10 Mobileからスイッチできない」に「近い将来」とベルフィオーレ氏が答えたことに対し、「Windows Phoneの個人ユーザーのサポートは終了するの?」と別のフォロワーが質問したことに対しての答えが上記のツイートだ。
同氏はさらに「われわれは(Windows Phone向け)アプリ開発者を懸命に支援し、資金をつぎ込み、自らもアプリを開発した。でも、ほとんどの開発者にとってユーザー数が投資に見合わなかった」とツイートした。
Microsoftは近年、OutlookやEdgeなど、主要アプリのiOS/Android版をリリースしている。ベルフィオーレ氏は「Windows/Officeユーザーの多くはスマートフォンは別のプラットフォームを使っている」ともツイートした。また、「個人的には私はアプリとハードウェアのダイバーシティに向けてプラットフォームをスイッチした」とも。つまり、スマートフォンとしてWindows Phoneは使っていないという意味のようだ。
同社の共同創業者、ビル・ゲイツ氏も先日、Androidに乗り換えたと語った。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.