富士通が、文教向けタブレットPC「ARROWS Tab Q508」シリーズを発表、10月24日から発売する。提供は2018年1月下旬以降の見込みだ。
富士通は10月24日、文教/一般向けタブレットの新モデル「ARROWS Tab Q508」シリーズ2モデルを発表、2018年1月下旬以降に提供を開始する。同社直販サイトでの最小構成時の価格は、8万5300円(税別)からとなっている。
ARROWS Tab Q508シリーズは、10.1型タブレットのARROWS Tab Q507/REとQ507/RBの後継に当たるモデルで、文教モデル(Q508/SE)と企業向けの一般モデル(Q508/SB)が提供される。防水/防滴(IPX5、7、8)/防じん(IP5X)/塩素水対応といった、屋外でも利用できる堅ろう性や耐衝撃性は従来モデルを引き継ぎつつ、液晶ディスプレイの高輝度化やボディの軽量化を実現しているのが特徴だ。
特に文教向けモデルでは、ペン操作から画面に反映するまでの時間短縮や視差の軽減で、ペンによる書き心地が向上しているという。
具体的には、液晶パネルの輝度向上と表面フィルムの改善により、従来モデルから明るさが約35%向上し、屋外での視認性も良くなったほか、タッチパネルや液晶ガラスの薄型化とボディ内部の改善で重量が従来モデル比で約5%軽くなった。
他にも、新たにUSB Type-C(USB 3.1)×1をサポート。別売の変換アダプタを経由すれば、HDMI端子を備えたディスプレイなどに画面を表示することも可能だ。
また、BTOオプションやアクセサリーの選択肢も増えている。一般モデルで選べる指紋センサーはタッチ式で、指をスライドせずに置くだけで本人認証が行える。後者のアクセサリーでは、有線LAN端子を用意した「軽量スリムキーボード」をはじめ、背面にハンドストラップを備えた「ストラップ付きカバー」や、スタンド兼用のカバー「フォリオカバー」、豊富な拡張端子をそろえた「拡張クレードル」やUSB Type-C端子付きの「ポートリプリケータ」が用意される。
スペックは、CPUがAtom x5-Z8550(1.44GHz、最大2.4GHz)/Atom x7-Z8750(1.6GHz、最大2.56GHz)、メモリはDDR3 4GB、1920×1200ピクセル表示に対応した10.1型の静電容量式タッチパネル、OSは64ビット版Windows 10 Pro/HomeまたはWindows 8.1 Proから選択が可能だ。
なお、スライド式静脈センサー搭載の「ARROWS Tab Q507/R-SP」は継続で販売される。
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