Snapchatがサードパーティー開発は向け「Snap Kit」を公開した。TinderなどにSnapchatアカウントでログインし、Snaphatのアバター「Bitmoji」を使える。ログインでアプリに提供するデータはユーザー名とBitmojiのみだ。
米Snapは6月14日(現地時間)、SNS「Snapchat」の機能をサードパーティーに提供する「Snap Kit」を発表した。
Snap Kitは「Creative Kit」「Login Kit」「Bitmoji Kit」「Story Kit」で構成される。Creative Kitはサードパーティーアプリの画面をSnapchatのユーザーがSnapchatでシェアできるようにするキット。例えばゲームアプリのハイスコアや作ったプレイリストなどの画像をSnapchatで加工して投稿できる。Login Kitは、Snapchatのアカウントでサードパーティーアプリにログインできるようにする。Bitmoji Kitは、Snapchatの人気機能の1つであるアバター「Bitmoji」をサードパーティーアプリで使えるようにする。Story Kitは、Snapchatのストーリー機能をアプリに追加する。
Login KitによるSnapchatアカウントでの別アプリへのログインは、米Googleや米Facebookも提供する機能だが、Snapはユーザーのプライバシー重視を強調する。この機能でサードパーティーアプリに提供する個人情報はユーザー名とBitmojiだけで、(Facebookのように)ユーザーの連絡先データを収集することはなく、ログインしてから90日後には自動的に接続を解除する。
まずはTinder、GIPHY、Quip、Pandora、SoundHoundなどが参加した。
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