IDCは、世界AR/VR関連市場は、2023年に1606.5億ドル規模に達すると予測。ビジネス/公共分野での活用が市場をけん引すると見ている。一方、国内は2023年に約34億ドルと予測するも伸びは鈍く、新たな市場開拓が求められると指摘する。
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IDC Japanは2019年6月26日、世界のAR(拡張現実)/VR(仮想現実)のハードウェア、ソフトウェア、関連サービスの2023年までの市場予測を発表した。
世界のAR/VRのハードウェア、ソフトウェア、関連サービスを合計した支出額は、2018年は89.0億ドルで、2019年には168.5億ドルに拡大。2023年には1606.5億ドルに達する見通しで、2018年から2023年にかけての年間平均成長率(CAGR)は78.3%と、高い成長が見込まれるという。
AR/VR関連支出の成長の大部分は、ビジネス/公共分野の投資の加速によってもたらされると予測。2018年から2023年にかけて、最も高い伸びが期待できるのは「金融」(CAGR 133.9%)と「インフラ」(CAGR 122.8%)で、「製造業」と「公共部門」がほぼ同レベルのCAGRでこれに続くと分析する。
一方、消費者分野のCAGRは52.2%にとどまると見ている。
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