日本全国の河川を見守り、増水や氾濫状況をリアルタイムで予測 三井共同建設コンサルタントら3社が開発

三井共同建設コンサルタントと京都大学防災研究所、NECの3社は、全国の河川を対象とした、リアルタイムに増水や氾濫状況を予測するシステムを開発した。現在は1時間先を予測でき、NECのベクトル型スーパーコンピュータへの実装が完了すると6時間先までリアルタイム予測できる見込み。

» 2019年07月01日 10時00分 公開
[ITmedia]

この記事は会員限定です。会員登録すると全てご覧いただけます。

 三井共同建設コンサルタントと京都大学防災研究所、NECの3社は2019年6月28日、「全国版リアルタイム氾濫予測システム」の開発を発表した。同システムは日本全国を約120×100メートルのメッシュに分割し、河川の増水や氾濫状況を予測する。予測にはリアルタイムの降雨量データと、土木研究所とユネスコ後援機関 水災害・リスクマネジメント国際センター(ICHARM)が開発した、降雨量をもとに河道流量と洪水氾濫を解析する「RRI(Rainfall-Runoff-Inundation)モデル」を活用する。

システム画面 システム画面

中小河川の管理コストに悩む市町村

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ