Equifaxの個人情報大量流出、総額6億7100万ドルで和解合意

2017年の事件ではおよそ1億4700万人の個人情報が流出。FTCでは、Equifaxがセキュリティ対策を怠ったと指摘していた。

» 2019年07月23日 11時25分 公開
[鈴木聖子ITmedia]

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 米信用情報機関大手のEquifaxは2019年7月22日、顧客の個人情報が大量に流出した2017年の事件に関連して、総額6億7100万ドル(約720億円)の和解合意が成立したと発表した。

 同社はこれにより、消費者から起こされていた集団代表訴訟と、米連邦取引委員会(FTC)などの連邦機関や48州の司法長官などによる調査が解決に向かうとしている。

 和解案が裁判所に承認されれば、同社は最大で4億2500万ドルの消費者基金を創設し、2017年の事件で個人情報流出の被害に遭った消費者への補償に充てる。

 さらに和解の一環として、同社は情報セキュリティ強化に向けた措置を継続することでも合意した。

およそ1億4700万人もの個人情報流出は、なぜ起こったのか

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