クラウド事業を強化する日本オラクル 幹部が語る、DX推進事業「4つの柱」とは少数精鋭の「DX専門部隊」も(1/3 ページ)

AWSやMS、Googleといった競合のひしめくクラウド業界。そんな中、日本オラクルが、「新ビジネス創出を支援する」というDX支援の取り組みを紹介した。数年の試行錯誤から生み出したという、その中身とは。

» 2019年07月31日 07時00分 公開
[大河原克行ITmedia]

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 日本オラクルは2019年7月29日、同社に2020年度(2019年6月〜2020年5月)におけるデジタルトランスフォーメーションの取り組みについて説明した。

 同社の執行役員 クラウド事業戦略統括の竹爪慎治氏は、「基幹システム構築や『Autonomous Database』といったこれまでの強みと、人工知能(AI)やブロックチェーン、デジタルアシスタンス、AR/VRといった新たなテクノロジーを組み合わせて、日本オラクルが得意とするデータドリブンなイノベーションを支援する」とした。

日本オラクル 執行役員 クラウド事業戦略統括の竹爪慎治氏

 同社は、2019年5月に国内データセンターとして東京リージョンを開設し、2019年秋には大阪リージョンを開設する計画を発表していた。また、新年度が始まった2019年6月に、「Digital Transformation推進室」を新設するなど、企業のデジタルトランスフォーメーション推進を支援する体制を強化している。

 Digital Transformation推進室は、以下の4つの軸から、デジタルトランスフォーメーションをサポートするという。

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