富士通研究所は、認証精度や処理速度を落とさずに、生体情報を暗号化したまま認証できる生体認証技術を開発した。オープンなネットワーク環境で、生体認証を安全に使える。
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富士通研究所は2019年8月2日、生体情報を暗号化したまま認証できる技術を開発したと発表した。専用サーバや専用ネットワークを必要としていた生体認証システムが、オープンなネットワーク環境で安全に使えるようになる。
生体認証は、基本的に事前に登録した生体情報と認証対象の情報を照合し、その類似度で本人かどうかを判別する。生体情報を暗号化したまま認証する従来の技術では、精度や処理速度に課題があった。今回、富士通研究所が開発した技術は、通常の生体認証システムと同等の認証精度や処理速度を確保したとしている。
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