携帯電話のSIMロックを不正解除した男、米国で起訴 AT&T従業員に多額の賄賂

男は香港で逮捕され、米国に引き渡された。AT&Tの従業員に多額の賄賂を渡してネットワークにマルウェアをインストールさせ、携帯電話のSIMロックを不正に解除していたとされる。

» 2019年08月07日 08時41分 公開
[鈴木聖子ITmedia]

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 米司法省は2019年8月6日、米通信大手AT&Tの従業員に賄賂を渡してネットワークにマルウェアをインストールさせ、携帯電話のSIMロックを不正に解除していたとして、34歳のパキスタン国籍の男がコンピュータ詐欺など14件の罪で起訴されたと発表した。

 発表によると、起訴されたのはパキスタン国籍のムハマド・ファハド被告。ファハド被告は2018年2月に香港で逮捕され、2019年8月2日、米国に引き渡された。

 同被告から賄賂を受け取っていたのは、ワシントン州ボセルにあるAT&Tコールセンターの従業員だった。

コールセンター従業員を「協力者」とした不正SIMロック解除の手口とは

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