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» 2020年01月15日 09時50分 公開

「完全に取り残される」危機も:ガートナーが調査結果発表 日本企業のデジタル化は世界からの遅れが拡大

ガートナー ジャパンは「優秀な人材を育成してイノベーションを始めるべきだ」と指摘している。

[ITmedia]

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 ガートナー ジャパンは2020年1月14日、「2020年のCIOアジェンダ・サーベイ」の調査結果を発表した。それによると、日本企業はデジタル化の取り組みについて世界の企業に後れを取っており、その差が拡大している。

 この調査は世界のCIO(Chief Information Officer:最高情報責任者)を対象に実施したもの。同社は日本企業に対して、企業文化を変革してデジタル化を推進し、世界に取り残されないよう優秀な人材を育成してイノベーションを始めるべきだと指摘している。

 同調査によると、世界のあらゆる企業がデジタル化に取り組んでいる。「デジタル化の取り組みの拡大期」に達している企業の割合は全世界で40%以上となり、これは2018年の2倍以上に当たる。日本企業は2019年の調査時点で世界に後れを取っているという結果が出ていたが、2020年のサーベイではその差がさらに拡大。2019年の11ポイントに対し、2020年は28ポイントとなった。

藤原恒夫氏 ガートナー 藤原恒夫氏(出典:ガートナー ジャパン)

 ガートナーのアナリストでバイスプレジデントを務める藤原恒夫氏は「特に、国に保護されている業界は完全に世界から取り残されている。このままでは衰退していくことは明らかだが、残念ながら国内で周辺の競合企業を見ているだけではこの事実には気付けない。CEOもCIOも、常に世界に目を向けて競争力を養うことを心掛けていく必要がある」と述べている。

拡大する世界との差、日本企業に足りないものは?

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