次世代仮想化環境向けHCI、HPEが「Nimble Storage dHCI」の提供を開始

HPEは「HPE Nimble Storage dHCI」の提供を開始。コンバージドインフラの柔軟性とHCIのシンプルさを兼ね備え、コンピューティングとストレージを個別に拡張できる。さらに、AIを活用した管理ツールによる問題の事前予測と回避を可能とした。

» 2020年01月24日 08時45分 公開
[ITmedia]

この記事は会員限定です。会員登録すると全てご覧いただけます。

 ヒューレット・パッカード エンタープライズ(HPE)は2020年1月23日、次世代仮想化環境向けのHCI(Hyper Converged Infrastructure)プラットフォーム「HPE Nimble Storage dHCI」の提供を開始すると発表した。コンバージドインフラの柔軟性とHCIのシンプルさを兼ね備えたという。最小構成の価格は1360万円(税別)。

 HCIは一般的なx86サーバにコンピューティング機能とストレージ機能を統合し、構成を簡素化した仮想化基盤。データセンターやITインフラの運用管理を簡素化する技術として普及が進んでいる。一方のコンバージドインフラは、コンピューティングやストレージ、ネットワーク、サーバ仮想化というデータセンターの主要コンポーネントを1つにまとめたもの。ストレージやネットワークといったリソースを必要に応じて個別に拡張できる。成長予測が不可能なワークロードの増大などに備えるため、コンバージドインフラを導入する企業も多い。

ESG技術検証 HCIとコンバージドインフラどちらも利用している企業は半数を超える(出典:ESG技術検証)

「コンバージドインフラとHCIのメリットを兼ね備える」具体的には?

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ