Chrome有料拡張機能が絡む不正取引が急増、Chromeウェブストアでの公開停止

ユーザーからの搾取を狙った有料拡張機能に関わる不正取引が急増したことを受け、Googleは「一時的な対策」として開発者の有料拡張機能公開をできなくする措置を講じた。

» 2020年01月28日 09時31分 公開
[鈴木聖子ITmedia]

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 Googleは2020年1月25日、Webブラウザ「Google Chrome」向けの拡張機能を提供する「Chromeウェブストア」で有料拡張機能に関わる不正な取引が急増したことを受け、開発者による有料拡張機能の公開を一時的に停止する措置を講じたと発表した。

Announcement: Paid CWS Item Rejections (出典:Announcement: Paid CWS Item Rejections)

 Googleの発表によると2020年1月、ユーザーからの搾取を狙った有料拡張機能に関わる不正取引が急増している状況をChromeウェブストアチームが検出した。これを受けて同社は有料拡張機能の公開を停止。同社は「この流れを食い止めるための一時的な措置」と説明し、不正のパターンに対応するための長期的な解決策を模索するとしている。

Googleは過去にもユーザーにとって不利益のある拡張機能をブロックしている

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