DXを成功に導く2つのカギ、MSが本格稼働した「Xインテリジェンス・センター」が目指す先とはMicrosoft Focus(1/2 ページ)

日本マイクロソフトは、企業におけるDXやデータ活用を支援するXインテリジェンス・センターを本格稼働した。具体的にどのような組織で、どのように企業のDXを支援するのだろうか。

» 2020年01月31日 07時00分 公開
[大河原克行ITmedia]

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 日本マイクロソフトが、「X(クロス)インテリジェンス・センター」を本格稼働した。

 Xインテリジェンス・センターは、企業におけるDX推進やデータ活用を支援するための組織。実際には、「センター」と呼ぶような物理的な施設を設置しているわけではないが、専任体制を敷き、データスペシャリストやクラウドスペシャリスト、デバイススペシャリストなどの専門家によって構成。センター長をはじめ、同センターに所属するとする社員の名刺には、「クロステクノロジーアーキテクト」という新たな肩書が刷り込まれている。

 Xインテリジェンス・センターは日本発の組織として、探索的なアプローチによるプロジェクト推進、データ活用のアーキテクチャ検証、オープンデータの活用などを提案するという。

日本マイクロソフト 執行役員常務 クラウド&ソリューション事業本部で事業本部長を務める手島主税氏

 「ベンダーが用意した資格を取得して、その人たちがシステムを構築するという時代ではない。お客さまが実証して、学びを得て、改善していくこと。企業の全ての人たちが、課題を解決することが大切になっている。人が見えなかった洞察を得て、どれだけ実行し、個人の力を組織の力にすることが重要である。それを支援するのがXインテリジェンス・センターだ」と日本マイクロソフト 執行役員常務 クラウド&ソリューション事業本部で事業本部長を務める手島主税氏は位置付ける。

 Xインテリジェンス・センターは、日本マイクロソフトに加えて、ISAO、インフォマティカ、システムサポート、ブレインパッド、ジールの5社が共同パートナーとなり、企業への支援をサポートする。

 ちなみにXインテリジェンス・センターの「X(クロス)」という言葉には、「日本マイクロソフトと顧客、パートナーがクロスする形で連携すること」「さまざまなデータをクロスして活用する」といった意味を込めたという。

DXの成功の鍵とは

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