フル3DCG『聖闘士星矢』実データはどう運用? 東映アニメの場合

Dell Technologiesは2020年1月31日にストレージ製品に関する記者説明会を開催した。またゲストで東映アニメーションがストレージによってシステム管理者やアニメーターの働き方がどのように変わったか紹介した。

» 2020年02月13日 07時00分 公開
[加藤学宏ITmedia]

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 Dell Technologies(デルおよびEMCジャパン)は2020年1月31日、3Dアニメーション製作に貢献するストレージインフラについて発表し、東映アニメーションの事例を紹介した。

 東映アニメーションが話す前に、Dell Technologies UDS事業本部 第二営業部 部長の石津暁史氏は、メディア業界の動向について「デジタル化に伴い解像度がHD(High Definition)から4Kや8Kになったこと、さらにHDR(ハイダイナミックレンジ)対応によるデータ容量の増加に悩んでいる」と紹介した。

「聖闘士星矢」から始まったIsilon導入で1ボリューム管理を実現

東映アニメーションの山下浩輔氏

 ではメディア業界は、データ容量の増加に対してどのように対応しているのだろうか。東映アニメーションの山下浩輔氏(製作本部 デジタル映像部 テクノロジー開発推進室 課長兼経営管理本部 情報システム部 課長)が、システム管理者の立場で明かした。デジタル映像部は3DCGの製作を中心に手掛ける一方で、実写のVFX(Visual effects)や大型スクリーンに投影する大解像度のイベント映像など、幅広く担う部署だ。2019年6月から拠点の「大泉スタジオ」で最新のIsilonを利用している。山下氏は冒頭「最近、徹夜がなくなってきた」と明かす。

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