濃霧中の安全走行補助システム、5Gと画像認識技術を活用してNTT Comらが実証実験

NTT Comらは、運転中の周囲の車両やガードレールなどを画像認識して、5Gでリアルタイムに車内のディスプレイに表示する実証実験を大分県で実施する。濃霧が発生した高速道路を安全に走行できる運転補助システムを確立する。

» 2020年02月13日 12時44分 公開
[ITmedia]

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 大分県とNTTコミュニケーションズ(NTT Com)、オートバックスセブン、大分交通、NTTドコモ九州支社は2020年2月12日、画像認識技術を使って運転中の周囲の車両やガードレールなどを捉え、5G(第5世代移動通信システム)でリアルタイムに車内のディスプレイに表示する実証実験を大分県で実施すると発表した。ドコモによると、こうした実証実験は日本で初めてだという。

 大分県では、空港と大分市方面を結ぶ主要な移動手段として高速バスが使われている。その中間地点にある日出JCTで濃霧が発生することがあり、交通や観光の面で課題となっている。今回の実証実験は、こうした課題の解決を目指して、濃霧が発生した高速道路を安全に走行できる運転補助システムを確立することが目的。

濃霧で見えない前方の車両やガードレールを、5Gでどう「見せる」のか

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