国内クライアント仮想化導入企業「全社テレワーク」は3割 IDCが活用を呼びかけ

IDC Japanは国内クライアント仮想化市場の動向についてのユーザー調査結果を発表した。テレワークの実施状況も聞いたところ、クライアント仮想化導入企業のテレワーク実施率は約8割だった

» 2020年04月07日 10時36分 公開
[ITmedia]

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 IDC Japan(以下、IDC)は2020年4月6日、国内クライアント仮想化市場の動向についてのユーザー調査結果を発表した。今回の調査は、クライアント仮想化の導入済みまたは導入予定の企業に対して、テレワークの実施状況も聞いた。対象は、クライアント仮想化導入済み企業および導入候補の企業(導入予定および導入検討中)の経営層、IT管理者、エンドユーザーを含む1100人としている。

 2020年のクライアント仮想化導入率は、対前年比3.5ポイント増の27.7%。特に金融業界での導入率は52.3%で、他業種よりも大幅に高かった。関心のある次世代技術については「ネットワーク仮想化」や「ストレージ仮想化」「音声による電話会議システムとの連動によるVDI配信」「Windows Virtual Desktop」「Zoom、Skype for BusinessなどコラボレーションツールとVDIの連携」と回答した割合が高かった。IDCは、こうした技術が今後、大手企業に徐々に浸透していくと予測する。

仮想化を導入していても「全社テレワーク」3割

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