IDCが2020年国内ICT市場規模予測を下方修正、新型コロナの状況を反映

新型コロナウイルス感染症の状況を反映し、対前年比6.1%減の27兆8357億円に下方修正。悲観的シナリオでは−9.6%の落ち込みを見込んでいる。

» 2020年05月11日 10時13分 公開
[ITmedia]

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 IDC Japan(以下、IDC)は2020年5月7日、2020年の国内ICT市場の予測を下方修正した。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を反映して対前年比6.1%減とし、27兆8357億円を見込む。同年4月3日に発表した成長率から1.6ポイント引き下げた。

新型コロナウイルス感染症の影響を考慮した国内ICT市場の前年比成長率の予測アップデート 新型コロナウイルス感染症の影響を考慮した国内ICT市場の前年比成長率の予測アップデート(出典:IDC)

楽観シナリオは「DX投資の活性化」、悲観的シナリオでは「収束の遅れ」を加味

 成長率の下方修正は、緊急事態宣言の発令によってさまざまな産業活動の休止が強化されたことによる、国内経済の冷え込みを原因とする。この影響はあらゆる産業に拡大しており、IDCは製品セグメント別成長率を以下のように予測する。

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