FacebookがMessengerのユーザー保護に機械学習を活用、不審な相手を検出して注意喚起

大人が18歳未満のユーザーに大量の友達申請やメッセージを送る、見知らぬ相手へもうけ話を持ちかけるなどの行動を機械学習で検出し、チャットの最中にポップアップ通知を表示して注意を促す。

» 2020年05月22日 09時09分 公開
[鈴木聖子ITmedia]

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 Facebookは2020年5月21日、メッセージングアプリの「Messenger」を使った詐欺やなりすましを防ぐため、新しい安全対策機能を導入すると発表した。特に18歳未満のユーザーを啓発して、被害防止のための行動につなげてもらう狙いがある。

不審なもうけ話に対しては「この人を知っていますか?」という通知を表示する 不審なもうけ話に対しては「この人を知っていますか?」という通知を表示する(出典:Messenger)

 Facebookは今回の対策について「ユーザーは、相手が詐欺だったりなりすましだったりした場合でも、知人や信頼できる相手だと思ってしまうことが多い。また、そうしたアカウントを最初から特定するのは難しい」と指摘。新しい安全通知機能はユーザーに不正を見抜く方法を啓発し、被害を防ぐ行動を起こす助けになると説明する。

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