ビル・ゲイツ氏標的の“新型コロナ陰謀説” 米国人の3割が「信じる」 世論調査

ゲイツ氏をやり玉に挙げる根拠のない陰謀説を「正しい」と思う人は28%。与党共和党やトランプ大統領支持者では44%に上った。

» 2020年05月26日 10時21分 公開
[鈴木聖子ITmedia]

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 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関連して米国で実施された意識調査で、Microsoft創業者のビル・ゲイツ氏に関する根拠のない陰謀説を信じる人が、3割近くに上ることが分かった。

 調査は米国の「Yahoo News」と英国のデータ分析企業「YouGov」が米国の成人1640人を対象に、2020年5月20〜21日にかけてオンラインで実施した。

 「ビル・ゲイツ氏はCOVID-19対策の集団ワクチンキャンペーンを利用し、デジタルIDで人を追跡するマイクロチップを人々に埋め込みたいと思っている」という陰謀説を信じるかどうかについて、40%は「虚偽」と認識していたが、「正しい」と回答した割合も28%に上った。

 同説は米国の一部で広がっているが、明確な論拠や裏付けはない。ゲイツ氏は2020年4月30日、自身のブログでCOVID-19の対策ワクチンの重要性について説明していた。

支持政党によって大きな差 5Gをやり玉に挙げる見方も

支持政党や視聴するメディアなどによって陰謀説を「信じる」と回答した割合が分かれた(出典:Yahoo! News, YouGov)

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