CPUレベルでマルウェアに対抗する新技術「Intel CET」を、モバイル向けの次世代CPU「Tiger Lake」に搭載。Microsoftもこれに対応したWindows 10の新しいセキュリティ機能「Hardware-enforced Stack Protection」のプレビューを開始した。
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Intelは2020年6月15日、CPUレベルでマルウェアに対抗する新技術「Intel Control-Flow Enforcement Technology」(以下、Intel CET)を、モバイル向けの次世代CPU(開発コード名「Tiger Lake」)に搭載すると発表した。ソフトウェアのみではマルウェア抑止が難しくなる中、ハードウェアを使った対策を支援する。
Intelによると、進化を続けるマルウェアに対しては、これまで主にソフトウェアを使った対策機能が開発されてきた。しかし攻撃側もそうした対策をかわす手口を進化させ、実行可能メモリから実行されている正規のコードを悪用し、プログラムの動作を変えさせる手口を利用するようになっていた。
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