Appleがマルウェアに「お墨付き」? アドウェアが認証を獲得

不正な広告を大量に表示させるアドウェアが、Appleの認証を獲得しているのが見つかった。

» 2020年09月02日 10時28分 公開
[鈴木聖子ITmedia]

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 Appleが外部のソフトウェアに対して実施する認証制度を、不正な広告を大量に表示させるアドウェアが通過しているのが見つかった。 Macに詳しいセキュリティ専門家のパトリック・ウォードル氏が2020年8月30日に報告した。

悪質なコードは認証を通らずブロックされる仕組みだったが…… 悪質なコードは認証を通らずブロックされる仕組みだったが……(出典:Objective-Seeブログ)

 同氏のブログによると、問題のアドウェアは「macOS」用パッケージ管理システム「Homebrew」のWebサイトを偽装する、不正なWebサイトに仕込まれていた。ユーザーが同サイトを表示すると、何度もリダイレクトを繰り返した後に、「Adobe Flash Player」の更新をしつこく促される仕組みだった。Twitterユーザーのピーター・ダンティニ氏が2020年8月28日に発見した。

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