AIでコンプライアンス対応支援 KPMGコンサルティングが新ソリューションを発表

「GRACE」は、ライフサイエンス業界のサービスや情報提供の形が多様化する中、自然言語処理技術を柔軟に活用し、コンプライアンス対応を支援する。

» 2020年10月14日 13時08分 公開
[浅井英二ITmedia]

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 KPMGコンサルティングは10月13日、都内のオフィスで記者説明会を開催し、ライフサイエンス業界におけるコンプライアンス対応を効率化、高度化するAIソリューション「GRACE」を開発し、提供を開始したことを明らかにした。

 ライフサイエンス業界では、デジタルトランスフォーメーション(DX)の進展に伴い、MR(医薬情報担当者)が多くを担っていた情報提供活動がデジタルにシフトし、オムニチャネル化している。また、ウェアラブルデバイスを活用した健康管理や治療支援ソリューションをはじめ、オンライン診療の展開も始まっている。

 こうした中、取り扱う情報が爆発的に増加し、順守すべき規制やガイドラインもより複雑化することが見込まれている。情報提供活動のオムニチャネル化においては、コンテンツが急増、多様化したことで、そのレビュー負荷が増大しており、コンプライアンス対応のレビュー体制とプロセスの構築が喫緊の課題になっているという。

金融業界にもニーズ コンプライアンス対応にAIを柔軟に活用

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