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» 2020年12月04日 10時00分 公開

techレポート:Alkira「ネットワーククラウド」とは何か 企業のデータセンター離れは進むか

セキュアで遅延のない通信は自前で設計しなくてもas a Serviceで買える時代が来た。ネットワーククラウドを名乗るサービスが日本で本格的に展開する。

[原田美穂,ITmedia]

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 セキュリティやシステムの安定稼働を考えたとき、オンプレミスでもクラウドでもネットワーク周りの設計はスキルやノウハウが必要とされる。DXが進み、マルチクラウドが当たり前になったとき、この制約は大きな足かせになるかもしれない。

 「ネットワーククラウド」を提供するAlkiraが日本でサービス提供を開始する。ネットワーククラウドは同社が提供する「Cloud Services eXchange」(CSX)プラットフォームのことを指す。日本では日商エレクトロニクスが取り扱う。

1 日商エレクトロニクス 坂井俊朗氏

 日商エレクトロニクスの坂井俊朗氏(取締役常務執行役員)はAlkira取り扱いの理由として「クラウド利用をシンプルにしたい、との思い」を第一に挙げた。

 坂井氏が「デジタル庁が立ち上がれば、現在、DXの障壁となっている規制が緩和される可能性が高い。そうなれば企業のDXは爆発的に進むと予想される。その時必要になるのは簡単かつシームレスに利用でき、かつ安全でセキュアな環境だ」と語るように、市場拡大への期待もある。

 DXが進むとクラウドを主体的に、効率よく使いたいというニーズはさらに高まるだろう。当然その中には、現在自前で運用しているデータセンターのリソースを最適化することも含まれる。クラウドサービスで置き換えられるものは置き換えた方がコスト効率や安定性の面で有利な場面もあるからだ。また、同様に、ユーザー自身が主体的にクラウドサービスを評価して適材適所で利用するマルチクラウドも一般化するだろう。

 「今後はクラウドを利用するにしてもロックイン回避の検討が進むと考えられる。グローバルでのプレゼンスを高めたいと考える企業にとっては人材配置の最適化も課題となる。このとき、マルチクラウドの利用をシンプルかつ安全に実現するサービスを提供するのがAlkiraだ」(坂井氏)

CXSが解消するネットワーク周りの「ごちゃごちゃ」とマルチクラウド時代のネットワーク課題

 Alkiraが提供するCSXプラットフォームは次に挙げる3つの領域全てでネットワークをサービスとして提供する。

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