調査レポート:
アジア太平洋地域におけるデータストリーミング技術の活用状況を調査したところ、日本においては全社的な活用において後れを取っていることが分かった。
技術トレンド:
Red Hatは2024年11月22日、Neural Magicを買収したと発表した。「ハイブリッドクラウドAI」を推進し、エンドユーザー企業のAI開発コスト抑制やスキル障壁を解消する狙いがある。
業界リーダーの視点:
日本企業のデジタル化、DX推進は進展しつつあるが、中堅・中小企業の動きが重い。日本企業のIT調達の裏側を支えるディストリビューターはこの状況をどう動かす考えだろうか。
イベントレポート:
企業におけるAI活用戦略において、機微な情報を含むデータ基盤どう実現するか、エネルギーコストを含む投資の振り向け方をどう判断するかは欠かせない議論だ。ITインフラのアーキテクチャを抜本から見直す時期が迫る中、基盤を担うITベンダーがどのような提案を示すのだろうか。Dellの場合を見ていく。
生成AIを自社製品やサービスに取り込みたい企業にとって「生成AIのソフトウェアスタックをどのような形で自社インフラに取り入れるか」は大きな課題だ。Red Hatは「より小さく効率的で目的に合わせたAI」のためのプラットフォームの一般提供を開始する。
「Gemini、分析資料を作って」が現実に:
DataCloudサービス群の新機能などが、Google Cloud Next Tokyo ’24に合わせて発表された。エンタープライズシステムでのAI活用を視野に入れた機能強化が目立つ。
VMware買収とライセンス変更でIT業界が注目するBroadcomのCEOが投資家とのテレカンファレンスで質疑に応じた。
VMware製品群のライセンス体系変更は多くのユーザー企業、パートナー企業に混乱をもたらした。読者の今後のITインフラの方針はどうなっているだろうか。皆の生の声を聞いた。
重工業を中心にグローバル企業での導入実績が多いIFSが、日本市場での事業拡大に本腰を入れる。日本固有の商習慣への対応強化と販路拡大に向け、国内ベンダーとの協業も強化するという。
日立建機が自前で基幹システムをクラウドに移行した。約500の仮想サーバと100のデータベースを含む大規模なシステムにもかかわらず、4カ月で作業は完了したという。
RIZAPのDX子会社が生成AIを使ったマニュアル探索ツールを内製で開発した。ARAGの手法を使った仕組みをWSの支援を受けて実装した。
日本企業の生成AI活用本格化の起爆剤になるか:
富士通がOracle Alloyを使って企業のクラウドリフトと生成AI活用を推進する協業を発表した。
日本に2兆2600億円を投資:
AWSが日本での2兆円を超す投資を発表して話題を集めた。生成AIブームによる国内企業のクラウドサービス利用拡大を見越した投資だ。AI導入支援プログラムにも力を入れ、この商機を逃さないという意気込みが感じられる。
Snowflakeにデータエンジニアがその場でデータ可視化可能な環境が正式に加わった。データドリブンの障壁解消なるか。
来年のIT投資を占う「テクノロジートップトレンド」が発表された。今年の特徴はDXが次のステージに移行しつつあること、AIの可能性をいよいよ具体的に理解しなければならないことが強く意識されている点だ。われわれは今から何を準備すべきなのだろうか。
生成AIブームに乗って企業のAIへの関心は加熱している。データ&アナリティクスの老舗企業はこの状況をどう分析し、製品ロードマップに反映しているのだろうか。
ローコードを超えて自然言語で業務指示が可能なAIエージェントが登場した。学習済み汎用AIモデルの組み合わせでシステムを横断する複雑な問い合わせにも対応する。
ソフトバンクと日本マイクロソフトが手を取り、業界別のソリューション開発を進める。5GやAI、クラウドと通信インフラを組み合わせ、マネージドサービスも含む包括的な提案が可能になる見込みだ。
Microsoftが自社AI製品群とパートナープログラムの強みを生かし、世界中のAIユースケースをブログで一気に紹介した。地域、業界ごとのユースケースが出そろいつつあるようだ。
DataRobotがSnowflake Data Cloudとの連携を強化する。学習データ整備からモデル構築、運用までを同じ場所で実現できる。
各国の企業トップの9割がAIでオペレーションのレジリエンスを強化したいと考えているという。ただし現段階で実践できている企業は意外と少ない。AI時代の企業はまず何に取り組むべきだろうか。
言語生成AIのスタートアップが企業独自のLLM開発支援プログラムを立ち上げた。AI専門チームならではの精度向上のノウハウや開発基盤を提供するとしている。
アクセンチュアは今後3年間で8万人にまでAI人材を拡大する計画だ。人材育成や採用、企業買収も視野にいれる。併せて3大クラウドそれぞれとも協業を発表した。生成AIの企業利用は本格化するだろうか。
企業向けAI基盤の真打ちになるか:
IBMが企業向けを強く意識したAIおよびデータプラットフォーム「watsonx」の一般提供を開始した。AIモデルに加えてデータ基盤やAIガバナンスの運用に向けた機能も投入、2024年をめどに、個々の業務や業種に向けたAIモデルの提供も予定する。
カーボンフットプリント算定や取引に当たってのデューデリジェンスに必要な情報を連携する動きが各国で進んでいる。NRIは経済産業省とIPAによるガイドラインに則したプロトタイプを開発し、そのノウハウを企業向けに提供する。
分散サーバのデータ活用に向けて:
IBMのSDSをNECのサーバ、ストレージ製品群と組み合わせて、オンプレミス/クラウドに分散するデータを仮想統合し、企業のデータ活用やAI活用につなげる。
アマゾン ウェブサービス ジャパン(AWSジャパン)は2023年6月26日、「AWS ITトランスフォーメーションパッケージ」の新たなラインアップを発表。会場ではITXプログラムで内製化を進めるビックカメラのデジタル戦略部長がシステムモダナイゼーションの現状、今後の構想も紹介した。
「第三者保守は塩漬けではなく先行投資」:
「2025年の崖」問題までいよいよ残り数年となった。対策を急がなければならない状況だが予算ややるべき施策の優先順位付けに苦慮する企業も多いことだろう。この問題に対して第三者保守で注目された企業が、新たに「コンポーサブルIT(ERP)」を提案しているという。詳細を聞いた。
オムロンが世界中の事業データの活用にクラウドネイティブなデータ管理ソリューションを採用した。データドリブン経営を目指すとしている。
FinTech企業の登場や顧客体験のニーズの変化を前に、金融機関のIT施策にも変化が見られる。この春、NECの金融ソリューション事業部門のリーダーに就任した岩井氏はこの状況をどう見ているのだろうか。
組織改革を急ぐNECの直近の業績が好調だ。2022年度は「ネットワークサービス」を除く4つの事業領域でプラス成長をとげている。今後の見通しを同社社長に聞いた。
SaaSによるデータのサイロ化が課題になる中、SaaSデータを「ググる」「AIチャットで問い合わせる」を実現するサービスの提供が始まった。
日々さまざまな製品が生まれるSaaSは、目利きができなければ利用しにくい。販売する側もそれは同様だ。SB C&SがSaaSビジネスを支援するプラットフォームを強化した。
NTT Comが社会課題解決に向けて、Japan Open Chainを活用したWeb3サービスの検討を開始する。同日、TISもWeb3の産業応用とビジネス企画支援に向けた新組織の立ち上げを発表した。ブームを越えて技術を実業に応用する動きが進む。
データ活用のトレンドに対応してSAPが自社SaaSプラットフォームで提供するデータ管理サービスのポートフォリオを刷新した。マルチクラウドに散在するデータをビジネス視点で分析しやすくする。
プライベートブランド商品の戦略的市場投入に向けてPPIHがライフサイクル管理向けのIT投資を決断した。季節ごとの商品開発と販売計画などのプロセス全般を一貫して管理して最適化する体制を整える狙いだ。
全社を挙げてのデータ活用を推進する前に、自社保有データのカタログ整備や秘匿情報の適切な管理、セキュリティ面の対策をどう実現するかはIT管理者らの大きな課題だ。
クラウドの隣に置けるベアメタル環境が東西2拠点に:
ベアメタルas a Serviceをうたう「Equinix Metal」が国内東西2拠点での提供体制を整えた。
New Relicが、新たにアプリケーション脆弱性管理機能を追加した。サーバレスアプリケーションのセキュリティリスク管理にも対応する。
大容量データのオンプレミス/マルチクラウド連携にも対応:
セゾン情報がクラウド型iPaaS「HULFT Square」をリリースした。基幹系の大容量データのオンプレミス/マルチクラウドの連携にも対応する処理性能と、スモールスタートが可能な価格設定が特徴だ。
「金融・デジタルプラットフォーマー」への進化を目指す三菱UFJフィナンシャル・グループ傘下の三菱UFJ銀行がITアーキテクチャ刷新に動く。メインフレームとクラウドをどう使いこなすのか。
HPEがハイブリッド/マルチクラウドの運用支援を強化する。プライベートクラウド「GreenLake」の運用セオリーを軸に、ハイブリッドクラウドにおけるアプリケーションポータビリティやモダナイズを進める機能強化が具体的に見えてきた。
素早く将来を予測する方法として「xP&A」に注目が集まる。従来のERPが持つ計画機能と何が違うのだろうか。NRIの実践例を参考に「Connected Planning」の実践方法を考える。
OracleとMicrosoftがOracle Database Service for Microsoft Azureを発表した。AzureコンソールからOCIから提供するデータベースサービスのプロビジョニングやモニタリングが可能になる。Oracleは今後、同様の施策でメガスケーラーとの共存を拡大するのだろうか。
「ハイパースケーラー」として世界的にも高いシェアを誇るAWSが、モダンデータ分析環境の提供に本気を出す。主要なサービスをサーバレスで提供し、スケーラブルなデータ分析環境をオンデマンドで利用できるようになる見込みだ。
数日来米国のメディアが報じていた通り、BroadcomがVMware買収を正式に発表した。これからのデータセンターやオペレーションに影響はあるだろうか。
編集部コラム:
データ統合の分野でMDS(Modern Data Stack)というキーワードが注目を集めています。今までの技術とどんな違いがあるのでしょうか。