ガートナー、2021年の世界IT支出総額予測を発表 テレワーク関連は増加継続か

ガートナーは、2021年の世界IT支出総額の見通しを発表した。2021年のIT支出総額は、対前年比6.2%増の3.9兆ドルになる見込みだ。2021年は、DXが進んだことで、COVID-19の影響によるIT支出の減少が緩和される。

» 2021年01月29日 07時00分 公開
[ITmedia]

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 ガートナーは2021年1月25日(現地時間)、2021年の世界IT支出総額の見通しを発表した。

 同社によると2021年のIT支出総額は、対前年比6.2%増の3.9兆ドルの見込みだ。2020年は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大初期にミッションクリティカルな技術やサービスへの投資を優先したため、対前年比3.2%減とマイナス成長に陥った。2021年は、デジタルトランスフォーメーション(DX)が進んだことでCOVID-19の影響によるIT支出の減少が緩和されるという。

世界におけるIT支出予測(単位:100万米ドル、出典:ガートナー)

 上記表の領域は、具体的には以下の製品やサービスが該当する。

  • 「データセンター・システム」:サーバやストレージ、通信機器、ユニファイドコミュニケーションツールなど
  • 「エンタプライズ・ソフトウェア」:業務アプリケーションやインフラストラクチャソフトウェア、業種特化アプリケーション
  • 「デバイス」:PCやドキュメント管理製品(コピー機とプリンタ)、モバイル機器、タブレット
  • 「ITサービス」:コンサルティングや実装、マネージドサービスおよびクラウドインフラストラクチャサービス、ビジネスプロセスアウトソーシング
  • 「通信サービス」:固定/モバイル通信サービス

ガートナーが予測 2021年に最もIT支出が増加する領域は?

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